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※『エルシィ……アンタもいつの間にか国家錬金術師なんだね』
ミニスカートの女の子はエルシィの頭を優しく撫でると、少し後ろへ下がった。
エルシィ『カシスお姉様……私はまだまだ未熟者なのです』
エルシィは魔方陣を描き終えるとゆっくりと立ち上がり、カシスの方へ振り返った。
カシス『今日ホムンクルスを召喚すれば晴れて聖天王国専属だ。最後まで気を抜くなよ?』
エルシィ『はぃな♪』
エルシィは片膝を着くと祈るように指を組み、呪文のような言葉を並べた。
エルシィ『……名において、……命ずる。』
魔方陣から強い光と風が巻き上がる。
エルシィ『いでよ……ホムンクル、シュ!!』
カシス『……ばかっ!!』
一瞬の出来事だった。
一瞬の強い光と共にエルシィはその場から姿を消したのだ……。
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