プロローグ

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「おい!!クズ!さっさと運べ!」 俺は殴られる 「はい…………」 「おい貴様!こんな所で何をしてる!さっさと行け!」 そして、蹴られる 「はい………」 「おい!そこの奴さっさと掃除をしろ!」 「…………」 「返事をしろ!!」 殴られる。その繰り返し 「はい………」 俺は一体なんで生きてるんだ? なんでまだ、死ねないんだ? こんな奴隷生活なんかしたく無いのに…… なんで俺を、売ったんだ?母さん、父さん……… 俺が物心が付く頃には奴隷市場にいた 周りには色んな人が居た。俺より小さい女の子や60代ぐらいの男性が居る。俺はその人に聞いてみた「ここはどこ?」てな 60代の男性は答えた 「俺達は奴隷になるんだよ」 そして俺は奴隷になった 白虎の国王の奴隷に…… この国王はかなり酷い奴だ。 俺が1番覚えている事は俺と一緒に奴隷になった女の子の事だ。 その子は素っ裸にされて裸の写真を街中にばらまかれたりな 初めて会ったはずの女の子に普通助けようと想うわけ無いのに助けようと想い国王を殺そうと想い襲い掛かった。だけど3歳の子供にそんな事が出来る訳も無く、呆気なく返り討ちに合い その後はかなりの地獄が待っていた 三歳の子供を問答無用で殴ったり、蹴ったりして逆らえない様にして大きな部屋を一人で掃除をさせて 拭き残しがあると、殴る。3歳の子供に部屋を拭き残しの無いように掃除をする事なんか出来る訳がない。 まぁ殴られない様にするには部屋の隅々まで掃除をすれば良いから四歳になる頃には完璧に掃除が出来る様になっていた その後は国王のストレスを解消する為に殴られる。俺達には一日とて、殴られない事なんか無かった そのような日々が続いて早11年が経ち 俺は14歳になった いや、実際今何歳なのか解らない。 俺が奴隷として働き出した年が3歳の頃らしいから、その日を誕生日にした。 だから実は15歳だったり 「おい!奴隷! 今からこの紅茶を国王様の部屋に持って行け!」 俺は、紅茶の乗ったトレイを受け取り、ある事に気ずいた 「あの…」 「なんだ!」 「今日…お客様が…来ていらして居るんですか?」 「あぁ!そうだ! 分かったらさっさと行け!」
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