異世界へ

547/650
前へ
/1480ページ
次へ
あたし達も陛下に頭を下げると、カヅキの後を追った。 歩く事数分だったと思う。 黒魔術の儀式が出来そうな、石畳の部屋に案内された。 「此処を貸し出しやがります。アタシは護衛で扉の前にいるんで、安心してください」 変な敬語になってるヴィータちゃんを、カヅキは撫でる。 「ありがとう」 「撫でんなです////」 軽く頬を染めて、そっぽを向く彼女を気にせず、カヅキはまだヴィータちゃんを撫でていた。 あぁ、夜天の主がヴィータちゃんを撫でてる場面、そっくりだ…。 あたしも撫でたい。 「ナツキ、ナズナ…今からやる事を説明する」
/1480ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1007人が本棚に入れています
本棚に追加