異世界へ

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こいつ、生前はクールキャラだったのに…いつの間に腐女子になったんだ? 「では注意事項だが…①私から半径1m以内に近づくな。②何が有っても喚くな。以上、異論は?」 「①さ…護衛できなくない?」 あたしは、挙手しながら彼女に聞く。 護衛の基本は、対象者の傍にいること。 それを、離れながらにやれとは…少し厳しいものを感じる。 「敵を私から最低2m以内に入れなければ良いだけだ、簡単だろ?」 カヅキがチョーカーに触れると、展開されている魔方陣が球体に変化した。 「まぁ、そうだけどさぁ…イヤリング外していい?」
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