異世界へ

554/650
前へ
/1480ページ
次へ
「ナツキ、後30分だ…ヴィータ、一旦ナツキ達の所まで下がれ、ナズナ前に出過ぎだ」 ネズミ取りで大変だというのに、カヅキはあたし達に指示を出した。 「あいよー」 「了解した」 彼女の指示が聞こえ、ナズナが後方まで下がってくる。 「仕方ねぇーですね」 紅い騎士服を翻して、ヴィータちゃんがあたし達と隊列を組んでくれた。 「もう少しだ、耐えてくれよ?」 苦笑気味のカヅキの声に、あたし達は三者三様の返事を返す。 「言われずとも❗」 「妻の友くらい、守るさ」 「任せやがれです」 ナズナとヴィータちゃんは、合成獣の群れに突っ込み殲滅を開始した。
/1480ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1007人が本棚に入れています
本棚に追加