異世界へ

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あたしは探知を続けながら、四大に攻撃を続けさせる。 「残り15分…だ」 ポツリと呟いたカヅキの左斜め後方、距離一キロメートルのところに、巨大な魔力消費を見つけた。 魔力波長も、合成獣たちと一致する。 「……見つけたっ‼」 あたしは手を大きく横に振り、銀ナイフとフォークを飛ばした。 ふと思い付いて、時を止める能力をもった銀髪のメイドさんの真似をしてみたくなったのだ。 銀の食器に軽い探知を乗せて見ていると、食器類が操り主を殺害する場面が見え、 「撃破っ‼」 ガッツポーズをとった瞬間、合成獣の群れが統率をなくす。
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