1007人が本棚に入れています
本棚に追加
「陛下、此方が報告書と証拠物件の一覧になります」
異空間から分厚い紙の束を取り出し、陛下の机の上に置いていった。
さすが、一時間以上もかけただけはある。
「こんなにか?本当に感謝するぞ、騎士カナメ」
「いえ、仕事ですから」
陛下の机に報告書を並べ終えると、カヅキは一歩下がって騎士の礼をした。
「後は俺達の仕事…と言いたい所だが、ネズミの捕獲まで頼めるか?」
「分かりました、信用できる人間を選別してネズミの捕縛をします、構いませんか?」
陛下も忙しいのだろう、手を組み、軽くため息をつかれる。
最初のコメントを投稿しよう!