異世界へ

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「あぁ…1時間後、城門前広場に集合してくれ」 「了解しました」 陛下はカヅキの言葉に頷くと、 「では、部屋を用意した、少し休んでくれ、ヴィータ」 「はっ」 そう指示を出した。 「有り難うございます」 カヅキは頭を下げ、部屋から出ていったヴィータちゃんの後を追う。 あたし達も陛下に頭を下げ、執務室を後にした。 「今回のネズミは、随分と多いな…減らしても減らしても勝手に湧いてくる」 「そーですね、ホントに切りねーですね」 深いため息をついて、珍しく愚痴をはくカヅキに、ヴィータちゃんも賛同する。
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