異世界へ

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襲われかけたことは何回かありますよ? 「騒ぐな、今は身体を休めろ…死にたくないだろう?」 カヅキはやれやれと溜息を吐いて、 「ナツキ、お前も今は休め、良いな?」 あたしを脇に下ろすと、カヅキは人数分の紅茶を精製し、配りながら言った。 「あぁ…」 「はぁい」 あたし達は紅茶を受け取り、飲む。 紅茶に関しては無知なので、これがアールグレイかダージリンか別の種類か、まったくわからなかった。 「んじゃ、少し私は寝る」 「あたしも一緒に寝るー」 ソファーに身を預け、カヅキは目を閉じる。 あたしはそんな彼女に抱きつくと、同じく目を閉じた。
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