異世界へ

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彼女を見ると、服装が女版アーチャーっぽくなっていて、そんなカヅキのコスプレ好きに内心頭が痛くなる。 「さて…なぁナツキ?正面突破か奇策か、どっちがいい?」 二つ指を立て、彼女は聞いてきた。 「正面突破して、逃げられても困る。あいつは馬鹿で傲慢だったから、正面突破しても逃げなかったけど…今回はあたし達に気付かれずにナズナを攫ったわけだから…相当頭回るはずだよね?」 顎に手を添えて、あたしは言う。 あの魔玉の精は、自分が負ける可能性を考えていなかったから、正面突破で倒せはした。
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