異世界へ

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あたしを殺そうと、キメラ群が連携しながらその鋭い爪や牙で襲いかかってくるが、それを躱してそいつらを血祭りにあげる。 「ちっ…こう数が多くちゃ、術者もわかんないわ…」 倒した先から沸き上がるキメラ群に、あたしは舌打ちした。 息が上がることはないが、さすがにウザい。 あたし達と同等の魔力値を持った、術者がいるってことなんだろうけど…。 「ナツキ、一旦 此処まで退(サガ)って来い」 キメラ群を斬り伏せていると、魔力風に乗ってカヅキの声が聞こえた。 「了解」 襲ってくるキメラ群の間をすり抜け、カヅキの背後に現れる。
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