異世界へ

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「突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク)‼‼」 ゲイ・ボルグって…うわ、すごいの出してきたよカヅキさん。 ザシュザシュ、と物が貫かれる音が辺りから聞こえ始める。 あたしはそれを聞きながら、ある魔法を選択した。 「ナツキ、道は開けたぞ…やれ‼」 「愚者には無慈悲なる白銀の棺を。凍れる魂を雷光の槍にて貫け❗」 あたしの詠唱に、空気中の水分が凝結していく。 それは巨大な氷の固まりになると、門へと落ちた。 「アイシクルボルト‼」 魔方陣があたしの前に出現し、そこから数億ボルトの雷が発射される。 雷撃は扉まで走り、それを破壊した。
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