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「それはダメだ。奴には、それ相応の場所に出て、それ相応の罰を受けて貰う…気持ちは分かるが、抑えてくれ」
そう言ってくる。
「………ナズナ…」
あたしは助け出せないのが悔しくて、彼の名前を呼んだ。
だけど、全く反応が返ってこない。
スリープの魔法でもかけられたかのように、ぐっすり眠っているようだった。
「お話しは済みましたかな?タチバナ博士」
おっさんがニタニタと笑いながら、カヅキの名前を呼ぶ。
「わざわざ待ってくれたのか?心遣い痛みいる」
カヅキもニヤリと笑み返し、おっさんに嫌味を言った。
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