異世界へ

612/650
前へ
/1480ページ
次へ
決着がついた答えに、あたしは疑問を提示する。 「泣くなナツキ…な?」 わかっている、わかってるんだ。 でも、でも…‼ 「確りしろナツキ、泣いても現実は変わりはしない、前を見ろ…だが、今回は私が助けてやる」 そう言うカヅキを見る。 彼女は左手を前に翳し、刀を投影した。 「カヅキ、でも…ナズナ…麻人、が…」 魔力が精神的な不安で、安定できなくなる。 あぁ、あたしは弱い。 弱すぎて消えたくなる。 親友にも迷惑をかけて…あたしはなんなんだ? 「大丈夫だと言っただろう?だから、見ていろ…参る」
/1480ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1007人が本棚に入れています
本棚に追加