異世界へ

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カヅキの身体は、逆くの字に曲がって吹っ飛んでいくと、彼を飛び越えズザーッ‼ と音を立て、不時着した。 「せ…背骨…背骨が…鳴っちゃイケない音を…」 ゴロゴロとのた打ち回っているカヅキに、 「うっ、うっ……カヅキのばかぁぁぁぁぁぁっ‼‼‼」 あたしはギャン泣きで叫ぶ。 「何してくれてやがってんだ糞蜜柑‼」 カヅキは超人的な回復力で立ち上がると、あたしを指差しながら怒鳴った。
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