異世界へ

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「ナズナさん、ちょっとこっち来てお座りなさい?」 あたしの有無を言わせずの表情に、ベッドからゆっくり降りたナズナは、あたしの前に正座する。 「あの、シャルさん…なんでしょうか…?」 「ロックブラスト」 本当は、石のつぶてを相手にぶつける技なんだけど、今回はナズナの足の上に出現させて、重石にした。 「え、あれ…? シャル、さん?」 「閣下、お尋ねします。貴方はどうして拐われたのですか?」 射手座を歌ってたシェリルの格好になり、鞭を創造で作り出すと、にっこり笑って彼に聞く。 「え、えと、その…」 「早く答えなければ、痛い目見ますよ?」
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