異世界へ

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ナズナの怒りの声に、そういえば抱き心地が固いような気がして、離れようとしたのだけれど…月夏ちゃんの逞しくなった腕に抱き締められてて、離れようにも離れられなかった。 「はぁ…判決執行のルールブック…」 カヅキはため息をつくと、手の中に本を喚び出す。 「被告枢月夏、強姦未遂及び迷惑防止条例違反の罪により…縊れ」 縄が現れ、月夏ちゃんの首にかかると、そのまま彼女を頭上へと吊し上げた。 「がっ…はっ…」 「シャル、お前もうちょっと警戒心をだな…❗」 ナズナは、あたしを月夏ちゃんの横に正座させると、お説教し始める。
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