異世界へ

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「あ、大人しくなってきたな…苦しいかぁ?んー」 「かはっ…かっ……あ……」 あたしは、隣でじたばたと暴れる月夏ちゃんを横目で見て、更にそれをナズナに怒られるを繰り返した。 「うぅ、ごめんなさい…」 一応謝罪はするが、横で首吊ってる人の隣に座らせるか普通⁉ 「わかればいい。カヅキ、コイツ今男だから殴っても良いか?」 まだ怒りが治まらないのか、ナズナはカヅキにそう尋ねる。 「吊るし首中の奴を殴るとか鬼畜だな、お前(笑)」 「シャルに手を出そうとした奴は抹消するのが、俺の信条だからな」 苦笑する彼女に、ナズナは髪を結いながら答えた。
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