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「さて…月夏?お前…器用になったな、一時的だが私を欺くとは」
「だろ?」
いつの間にやら、カヅキの対面に座っていた月夏ちゃんに、あたしは目を丸くした。
「月夏ちゃんすごーい❗」
いったいどんな魔法を使ったんだろう?
男バージョンの月夏ちゃんは、まだ転がってるし。
「生体反応が本人と同じ…フォミクリーの応用か?」
「プラス傷んだ赤の技術だよ」
男バージョンの月夏ちゃんを見つつ、カヅキが月夏ちゃんに尋ねる。
そして、その単語単語に、あたしは微妙な顔をした。
「技術屋の会話を無理に理解しなくても……って、お前、両方ネタ知ってるよな?」
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