異世界へ

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それからナズナの方を見て、 「ナズナ、ナツキをあまり泣かせるな、あんまりアレだと…月夏が奪いに行くぞ?なぁ?」 「あぁ、今でもアタシは認めてぬぇーからな?!だから、ぜってぇー奪いに行くかんな‼」 そう言う月夏ちゃんの背後に般若が見えて、あたしは苦笑する。 「泣かせる時は、嬉し泣きをさせるさ」 二人の方を見ずに、彼はポツリと呟いた。 その時、ナズナの腕の力が強まったことに気が付く。 それが、彼の決意なのだとあたしは苦笑した。 「此方もそう願いたいね…では行くぞ?カウント3‼」 カヅキのカウントに、雛桔梗のブーストをオンにする。
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