異世界へ

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「2‼」 続いて、月夏ちゃんが叫び、 「1‼」 ナズナがカウントに交ざった。 「「接界‼」」 二人がそう叫んだ瞬間、 「いきます‼」 雛桔梗のスラスターを全開にして、ゲートの中へ飛び込む。 「「Good Luck Best friend(Bride)」」 背後から二人のそんな声が聞こえてきて、あたしは微笑んだ。 【座標3521224.396304に到着します】 目の前にリングが現れ、あたしはそれを突っ切る。 途端、夏の景色から冬の景色へと変わった。 「帰ってきたんだ…」 現在いる位置を確かめていると、あたしの腕の中でナズナがくしゃみをする。
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