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ナズナが指差したのは、森林公園。
その小高い丘だった。
丘の場所にいくと、夕日が沈みかけてて、景色がすごくいい。
「うわぁ…❗」
ここは穴場なのかもしれない。
メイドさん達は、ここの事何にも言ってなかったから。
「綺麗だな」
「うん」
あたし達は暫く無言で、夕日を眺めていた。
「シャル、あのさ」
夕日が沈みかける直前、ナズナはあたしの前に跪くと、あたしの左手をとる。
「周りに流され過ぎて、自分の言葉では伝えてなかった。遅いだろうが、聞いてほしい。俺は、お前を愛してる。お前を生涯かけて守る。だから…俺と、結婚してください」
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