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その言葉に、あたしは驚いた。
そして、笑う。
「本当に、遅いよ…」
「すまん…」
「でもさ」
ナズナの目線に来るように屈むと、彼の唇に自らの唇を落とした。
「あたしの返事は、yes(はい)しかないよ?」
「シャル…」
呆けた彼に、また一つ落とす。
「愛してるよ、ナズナ」
こんなに愛したのは初めてだから。
もしかしたら、初恋かも?
そんなこんなで、丘からテスタロッサ家まで送ってもらい、また後でと言ってナズナは王都に帰っていった。
レヴィを置いてきて助かったかもしれない。
あんな場面見られて笑われたら、立ち直れない…。
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