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おおよそ、どこぞの貴族様が自分の娘をナズナと結婚させたくて、陛下に進言してけしかけたに違いなかったから。
もしかして、その謀反の疑いをかけられてる人…ライバルの貴族とかじゃないだろうな?
陛下も、ノーと言えればいいんだけど…。
それに、そんな話が来たってナズナは突っぱねるし。
わかりきったことだろうに…。
あたしは抱えたお盆の影で、こっそりため息をついた。
「とにかく、この依頼は受けないと親父にいっとけ」
「いやぁ…そういうわけにも…直接のご命令でして…」
「あんまりクロエいじめたらダメだよ、ナズナ」
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