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それを頭に叩き込むと、仕舞うように告げた。
「捕まってる間、何かされた?」
【いえ。無造作に机へ置かれただけです】
「なら、武器の類いは取られてない?」
【はい、我が主】
よし、これならいける。
あたしはクロエが話してた内容を思い出す。
確か、場所と日時を知らせに来たときだ。
「主犯格は絶対に殺しちゃダメですからね❗」
「わかってるよ…どんだけ信用ないの、あたし」
「いやぁ、信用してますよ? ただの忠告ですって❗」
ヘラヘラ笑うクロエにため息だけ返し、あたしは下見のために貴族の屋敷に転移した。
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