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さすがは、あたしの魔武器。
あたし達がいるのは東棟一階。
奴のところまでは結構な距離がある。
その間に逃げられたらかなわない。
「さて、死にたい奴からかかってきなさい」
あたしは進軍を開始した。
西棟一階。
あたしの背後には死屍累々な状況。
もちろん物理的拘束をかけた上、結界を解除すればみんな無かったことになるわけなんだけど…。
早くもあたしはそれを解除したくなった。
「なんで、あんたらがここにいるわけ?」
王都で調査しているはずの、ナズナとクロエがあたしの前に立ち塞がっている。
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