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魔力形状は本人のものだったから、偽者ではない。
そして、その背後には見覚えのある姿が。
「お久しぶりですわね❗」
「えーと…先輩A?」
個人対抗戦にて、一瞬で終わらせたあの先輩Aが、ナズナ達の背後に立っていた。
「なんで先輩がここにいるんすか」
「まぁ、下品な言葉遣いですこと。それに、わたくしの名前はルーチェ・ラブラストルですわ」
「ルーチェ・ラブラストル?」
そんな名前だったのか。
まぁ、興味はないからこれが終わったら忘れるけど。
先輩はナズナに抱き着くと、彼の頬に指を這わせた。
「お父様の計画が成功すれば、ナズナ様は私のもの」
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