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「ここ、あんたん家か。てかあんた、まだナズナ諦めてなかったわけ?」
うっとり気味に呟く先輩へ、あたしは嫌悪を露にして言う。
そんなんで、ナズナの心が手に入るはずないって言うのに。
「幼い頃から想い続けてきたんですのよ? それを貴女ごときに捕られてたまるもんですか‼」
先輩の悲鳴じみた叫び声に、クロエが動く。
そう言えば、彼の能力知らないなと油断していたら、鉤爪で肩を裂かれた。
「おっ?」
「さぁ、やっておしまいなさい❗」
先輩は高笑いした後、ナズナの唇に自らのを押し当てた。
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