潜入捜査でぼっこぼこ

19/41
前へ
/1480ページ
次へ
「ここ、あんたん家か。てかあんた、まだナズナ諦めてなかったわけ?」 うっとり気味に呟く先輩へ、あたしは嫌悪を露にして言う。 そんなんで、ナズナの心が手に入るはずないって言うのに。 「幼い頃から想い続けてきたんですのよ? それを貴女ごときに捕られてたまるもんですか‼」 先輩の悲鳴じみた叫び声に、クロエが動く。 そう言えば、彼の能力知らないなと油断していたら、鉤爪で肩を裂かれた。 「おっ?」 「さぁ、やっておしまいなさい❗」 先輩は高笑いした後、ナズナの唇に自らのを押し当てた。
/1480ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1007人が本棚に入れています
本棚に追加