1007人が本棚に入れています
本棚に追加
ユラリ、と立ち上がった彼の目には涙が溢れ、頬を流れていく。
「すっげぇ傷つくこと言うなよ、シャル⁉」
「本当の事でしょうが、馬鹿ナズナっ‼何敵に操られてんだよ、役立たず‼」
「あれは…仕方なく…」
「何、色仕掛けにでもかかったわけ⁉サイテーっ‼」
「違ぇ‼」
「それに、変態ってとこ否定しないわけ⁉」
「男はみんな、内心変態だ‼」
そんな言い合いをしながらナズナは先輩を、あたしはクロエを蹴りまくっていた。
あたしは正気に戻すためだったが、ナズナのあれは…憂さ晴らしだよな確実に。
キスされた口、めっちゃ擦ってるし。
最初のコメントを投稿しよう!