潜入捜査でぼっこぼこ

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ユラリ、と立ち上がった彼の目には涙が溢れ、頬を流れていく。 「すっげぇ傷つくこと言うなよ、シャル⁉」 「本当の事でしょうが、馬鹿ナズナっ‼何敵に操られてんだよ、役立たず‼」 「あれは…仕方なく…」 「何、色仕掛けにでもかかったわけ⁉サイテーっ‼」 「違ぇ‼」 「それに、変態ってとこ否定しないわけ⁉」 「男はみんな、内心変態だ‼」 そんな言い合いをしながらナズナは先輩を、あたしはクロエを蹴りまくっていた。 あたしは正気に戻すためだったが、ナズナのあれは…憂さ晴らしだよな確実に。 キスされた口、めっちゃ擦ってるし。
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