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「配下の人は、親衛隊の方々が何とかしてくれたんですが…僕らはここに転移させられたんですよ。どうやら、あのお嬢さんのおもちゃにしようと考えてたらしくて」
もう肉片になって原型留めてない物に、視線を向ける。
ようやく気がすんだのか、ナズナがこちらに歩いてきた。
ちゃんと物は袋づめされて、脇に置かれている。
「…ナズナ、一応結界張ってあるとはいえ…やり過ぎな感もするんだけど…」
「充分だ。それに、この騒動が終わったら一族皆処刑だからな。死ぬ苦痛を味わえただけ、こいつはマシだろう」
そう言って、冷たい笑顔を浮かべた。
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