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あたしはその声に肩を震わせた。
「シャルさん、大丈夫ですか?」
「大丈夫…男の人の怒鳴り声がちょっと苦手なだけだから」
次にやったら首落とすけど。
男はナズナを睨み付けて更に言う。
「この国を変えるのは私だ❗ 腑抜けて領地も増やそうとしない、国を発展させもしない王に、なんの意味がある⁉ 私ならこの国を軍事国家に変えられる❗ 貴様ら王族は邪魔なのだ‼」
「…それが貴様の本音か」
ナズナが冷たく言い放つのと同時に、男の背後が光った。
光系最大魔法と見たあたしは、瞬時にナズナ達の前に出てフィールドバリアーを展開する。
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