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衝撃がバリアに当たり、光が収まると、驚愕に目を見開いた男の姿が見えた。
「き、貴様は…‼ テスタロッサの娘‼」
なんだ、義父さんを妬んでる貴族の一人か。
だからこんな馬鹿げたことしでかしたのかね?
あたしは短いスカートの端を少しだけ摘まみ、お辞儀をする。
「初めまして、ラブラストル卿。シャルロット・S・テスタロッサと申します。…つーわけで、神妙にお縄をちょうだいしましょーか?」
「ちっ‼」
男は舌打ちすると壁際まで走り、何やら操作して壁に穴を開けた。
中は暗く、こちら側からは階段があることしか見えない。
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