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「地下牢に捕らえている娘を人質にして、ここから逃げてやるっ‼」
それ、あたしのことか?
とは言わず、少し傍観することにした。
一応、副ギルドマスターもいるわけだし。
「その娘、いったいどうする気だ⁉」
ナズナが声を荒げる。
まぁ地下には誰もいないんだけど、もしいるなら人命救助は優先しなきゃならない。
男はゲラゲラ笑うと、ナズナに指を差した。
「ここから脱出するための駒にしてやるのさ‼ 本当は私の性欲の捌け口にしてやろうと思っていたが…あれでもいないよりは」
「うわ、マジで? 出てきてよかったー」
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