潜入捜査でぼっこぼこ

34/41
前へ
/1480ページ
次へ
「地下牢に捕らえている娘を人質にして、ここから逃げてやるっ‼」 それ、あたしのことか? とは言わず、少し傍観することにした。 一応、副ギルドマスターもいるわけだし。 「その娘、いったいどうする気だ⁉」 ナズナが声を荒げる。 まぁ地下には誰もいないんだけど、もしいるなら人命救助は優先しなきゃならない。 男はゲラゲラ笑うと、ナズナに指を差した。 「ここから脱出するための駒にしてやるのさ‼ 本当は私の性欲の捌け口にしてやろうと思っていたが…あれでもいないよりは」 「うわ、マジで? 出てきてよかったー」
/1480ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1007人が本棚に入れています
本棚に追加