潜入捜査でぼっこぼこ

39/41
前へ
/1480ページ
次へ
怯えた顔で言うクロエに、あたしは背後を振り向けなくなった。 どんだけ般若な顔してんだよ、ナズナは⁉ そんなあたしに構いもせず、彼は空間をねじ曲げあたしを連れていく。 すぐに寮の一室へと出るが、ナズナの顔が見れず固まったままになる。 「シャル、こっち向け」 「う、うん…」 怖いなぁ、と思いながらナズナの方に向くと、いきなり首筋に噛みつかれた。 「えっ⁉」 抱き締められ、噛みついた首筋を今度は吸い付かれる。 「やっ、ちょっ、ナズナっ⁉」 抗議の声をあげるも、無視された。 しばらく彼の好きにしてやると、ようやく離してくれる。
/1480ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1007人が本棚に入れています
本棚に追加