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怯えた顔で言うクロエに、あたしは背後を振り向けなくなった。
どんだけ般若な顔してんだよ、ナズナは⁉
そんなあたしに構いもせず、彼は空間をねじ曲げあたしを連れていく。
すぐに寮の一室へと出るが、ナズナの顔が見れず固まったままになる。
「シャル、こっち向け」
「う、うん…」
怖いなぁ、と思いながらナズナの方に向くと、いきなり首筋に噛みつかれた。
「えっ⁉」
抱き締められ、噛みついた首筋を今度は吸い付かれる。
「やっ、ちょっ、ナズナっ⁉」
抗議の声をあげるも、無視された。
しばらく彼の好きにしてやると、ようやく離してくれる。
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