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「もー…何するの? ビックリしたじゃない…」
「キスマーク」
文句を言おうとしたが、彼はニヤリと笑い、先程まで吸い付いてたところを指でなぞる。
「は…?」
「シャルは俺のだって印。じゃ、風呂入ってくる」
あたしに背を向け、ヒラヒラと手を振り浴室へ行ってしまう。
あたしはそんな彼を、呆然と見送った。
「キスマーク…? え? どゆ事?」
姿見のところまで行き、首筋を映すと…赤黒いアザがついていた。
「えぇっ⁉ 何これ⁉」
ナズナの言葉を思い出す。
シャルは俺のだって印…印って…。
顔が熱くなる。
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