舞う花と鞭と

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だから、黙ってろっつーのに。 あたしの機嫌は下方へ急降下中だぞ、おい。 「いや、言ってほしいわけじゃないが…てか、時々言ってるっていうか…あの時も言ったしな、俺に…」 その言葉が聞こえたのか、先輩方からブーイングが聞こえ始める。 「ナズナ様ばかりずるいっ‼」 「お姉さま、私も罵ってくださいまし❗」 「お姉さまーっ‼」 黄色い声に頭痛を覚え、あたしはナズナに言った。 「おいクズ、これどうにかしろよ…」 「人格変わってませんか、シャルさん…?」 そんなことはどうでもいいんだよっ‼
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