舞う花と鞭と

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一時的にだが解放される、と思って心の中で万歳をしかけたが、アンの一言で膝から崩れ落ちる。 「では、お姉さまとの昼食会を」 「ちょ、待て待て待て‼ 聞いてないんだけど⁉」 アンに抗議しようと立ち上がると、あたしの手を彼女はとる。 そして、またも泣き出した。 「お姉さま…‼」 「あー、はいはい。生徒会長の差し金なんでしょ?」 「さすがはお姉さま‼」 誉められても困る。 そしてあたしは、何故か御輿で担がれ食堂まで連れていかれてしまった。 ナズナの方を振り向くと、彼は彼のファンに取り囲まれているところだった。
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