1007人が本棚に入れています
本棚に追加
一時的にだが解放される、と思って心の中で万歳をしかけたが、アンの一言で膝から崩れ落ちる。
「では、お姉さまとの昼食会を」
「ちょ、待て待て待て‼ 聞いてないんだけど⁉」
アンに抗議しようと立ち上がると、あたしの手を彼女はとる。
そして、またも泣き出した。
「お姉さま…‼」
「あー、はいはい。生徒会長の差し金なんでしょ?」
「さすがはお姉さま‼」
誉められても困る。
そしてあたしは、何故か御輿で担がれ食堂まで連れていかれてしまった。
ナズナの方を振り向くと、彼は彼のファンに取り囲まれているところだった。
最初のコメントを投稿しよう!