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胸ポケットから顔を出したレヴィが、あたしの頬に頭を擦り付けてくる。
慰めてくれているようだ。
「優しいね、レヴィ」
『我が主を労るのは、当たり前のことよ。我とて、冷血ではない。主が傷つき疲れ果てたならば、我が代わりに戦うことも出来よう』
そう言うと、レヴィはあたしの胸ポケットから這い出て、床に着地する。
直ぐ様彼女の下に魔方陣が現れ、彼女は人型になる。
「我が代わりに行く。主はここで休んでおれ」
「いや、姿形が違うのに代わりは…」
好意は嬉しいのだが、レヴィって幻影使えたっけ?
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