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我は軽く睨む。
変化は完璧なはずなのだが、こやつには効かぬようだ。
「ちっ…もう一度聞く。何故お前が、シャルの姿をしているんだ。答えろ。返答次第では、命と引き換えにお前を殺す」
「はっ❗ 我が、我が主を手にかけると思っておるのか? 主より強い使い魔は、確かに束縛を嫌い、主を手にかけると聞いている。だが、我をそこらの小物と一緒にしないでもらいたいな。食い殺すぞ、貴様」
眼力を強める。
あまりにも馬鹿なことを言うこやつに腹が立ち、変化が解けかけた。
主は何故、こやつを伴侶と認めたのか…理解に苦しむ。
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