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「うん、ありがとう。大変だったでしょう? 今どこにいるの?」
《その厄介事の最中だ。主はそのまま帰宅した方がよい。後は我に任せておけ》
彼女から送られてきた映像(ビジョン)は、体育館の床に敷かれた大量の布団。
そこで眠っているアン達。
「何があった…」
あまりの光景に、あたしは開いた口が塞がらなくなった。
「てか、何で布団…」
《さて。我が何故、こやつらが主と同じものを持っておるのか、皆目検討もつかぬ》
「だよね…」
あたしは大きく伸びをして、立ち上がる。
レヴィの結界に触ると、パリンと音がして砕け散った。
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