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ナズナみたいに空間をねじ曲げて、寮への道を一直線に作ることも可能だが、それをするとレヴィがあたしじゃないってことがバレる。
闇を身に纏うのも魔力を使う。
結論。
全部魔力使うからバレる。
「どうしよう…」
いっそ、レヴィ達が帰った後で帰るか…もしくは夜中、闇に乗じて帰るか。
あたしが頭を抱えていると、扉がすごい勢いで開かれた。
ヤバい。
レヴィの結界、もうないのに…❗
あたしはぎこちなく、扉を開けた人物を見る。
「ナズナ…」
そこには肩で息をして、汗だくのナズナがいた。
彼の姿を見て、あたしはホッとする。
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