貴方のためなら

13/37
前へ
/1480ページ
次へ
「今日ここで、式が挙げられます。その主役は、貴女ですよ。シャルロット様」 あたしはその言に、ポカーンとするだけだった。 今なんて言った、この人は? 「シャルロット様? お着替えに時間がかかりますから、ちゃっちゃとやりますよ?」 「いや、待って待って❗ ちゃっちゃとやらないで⁉ ちゃんと一から説明してよ⁉」 頭がパンクしそうなんですけど⁉ 「それは…ナズナ閣下にお聞きください♪」 いや、♪じゃないよーっ❗ テスタロッサ家のメイドさん達が、どこからか出てきてあたしを着付けていく。 純白のウェディングドレスに、ヴェール。
/1480ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1007人が本棚に入れています
本棚に追加