貴方のためなら

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講堂の入り口に、義父さんが立っていた。 「あれ、義父さん…領外に仕事で出てたんじゃ…」 「領外には出てますよー🎵 義娘の晴れ姿に、参加しない父親なんかいませんよ🎵」 まぁ、そうなのだけれど…。 「義父さん巻き込んでのどっきり…は無さそうだね…」 「だから、そう言ってるじゃないですか」 「はっはっは、シャルは疑り深いですねぇ。流石、私の義娘です」 オリヴィエは呆れ顔で、義父さんは笑いながら、あたしの言葉に返事を返す。 「それでは、後の事はお願いします、テスタロッサ卿」 「はい、任されました」
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