貴方のためなら

28/37
前へ
/1480ページ
次へ
行きと同様、ナズナがあたしの手を取り降りさせてくれた。 「ナズナ様は、そのまま会場にお入りください。お嬢様は、お色直しで遅れますので」 「わかった。妻を頼む」 「かしこまりました」 トントン拍子で話が進んでいき、あたしはターニャに手を引かれて別室に入る。 ウェディングドレスから、あたしの髪に映えるイブニングドレスへと着替えさせられてる途中、あたしはターニャに聞いた。 「あたし以外、みんなグルだったわけね?」
/1480ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1007人が本棚に入れています
本棚に追加