貴方のためなら

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「自分の妻を綺麗だと言って、何が悪い」 余裕綽々でそう言うナズナに、あたしは顔を赤くして俯く。 「さて、もうそろそろ扉が開く。行こうか?」 彼は腕をあたしに差し出し、優しい眼差しで笑った。 「…はい‼」 彼の腕に手を乗せると、扉が開いていく。 会場の中には、陛下を始め21人いる円卓の騎士の代表者やその子息女、学校で仲が良かった子など、大勢が集まっていた。 つか、円卓の騎士って普通12人なはずなんだけどなぁ…しかも、王様と裏切り者入れて。 まぁ、もう何も言わないでおこう。 精神的に疲れそうだし…。
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