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机に置いてあるカードのネームを、よろよろになりながら、グレゴワールは見る。
見やすいように、というか、怖くてナズナの近くに行くと、彼に肩を抱き締められた。
「シャルロット・S・ブリリアント…シャルロットっていうのか、君は。なんて美しい名前だ❗」
「………ファミリーネームを見てみろ」
どんどん声が低くなっていくナズナに、あたしは違う恐怖を覚える。
この人、下手したら殺されるな…。
「え? ブリリアント、って…‼」
「気づいたか? こいつは」
「閣下の妹様ですか⁉ いやぁ、嫉妬は醜いですよ閣下‼」
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