1007人が本棚に入れています
本棚に追加
/1480ページ
「ナズナ…死んじゃうよ…」
とどめであたしが服を引っ張ると、彼はグレゴワールに魔法を使うのを止めた。
「ちっ…皆に感謝しろ、グレゴワール」
「い、いきなり何をなさるんですか、閣下⁉」
まだ自分がやらかした事態を理解してないようで、グレゴワールは叫ぶ。
周りの皆は、哀れむような視線を彼に投げた。
「貴様の不敬罪は、あとで処罰してやる。こいつは、俺の妹じゃない。大体、妹はまだ13だ」
「え…? ということは…義妹ですか⁉」
なんでそうなる。
この場にいるこいつ以外の全員が、同じことを思っただろう。
最初のコメントを投稿しよう!