1007人が本棚に入れています
本棚に追加
/1480ページ
「違う…‼」
「な、ナズナ、落ち着いて…」
あたしを抱く力が強くなる。
彼は深呼吸を繰り返し、グレゴワールに告げた。
「いいか、よく聞け。こいつは、俺の妻だ。シャル、指輪見せてやれ」
「え…あ、はい」
ナズナと一緒に、結婚指輪を見せる。
その瞬間、グレゴワールが崩れ落ちた。
「そ、そんな…運命の人だと思ったのに…」
「俺より前に会った所で、お前は選ばねぇよ。こいつは、俺の物だ」
そう言って、ナズナに抱き締められる。
「ちょ、人の前で…///‼」
「いいだろ、見せつけてやる。大体、新婚だって言うのに隙を見せるお前が悪い」
最初のコメントを投稿しよう!