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すぐに城の庭に着き、その足で、陛下…お義父様の所へ向かった。
「親父❗」
「おぉ、ナズナ…」
憔悴しきったお義父様が、玉座に座り首を項垂れさせている。
「隣国から、宣戦布告があった…無血開城すれば、命までは取らぬ、とな」
「で、まさか了承した訳じゃねぇよな?」
「今、議会で決めておる…」
ナズナは、お義父様に聞こえるように盛大なため息を吐く。
「おい、イエスマン。自国の民を守らねぇでどうする? 親父がそうなら、その席、俺に明け渡せ」
「父に向かって、なんたる言いぐさを…‼」
「親父が頼りねぇからだろうがっ‼」
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