隣国戦争

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「了解いたしました」 「というわけだ、マスター」 ベルナール卿の背後、扉の入り口付近でマスターがこちらを見ていた。 「うまく、俺たちを使ってくれ」 「言われずとも」 そうこうしている内に開戦準備が始まり、あたし達ギルドメンバーは斥候の役割を与えられた。 上空数百メートル。 あたしはマスターと、彼女が作り出した魔方陣の上に立っていた。 「シャル、どうだ?」 「敵兵はざっと見、30万。こちらの兵力は10万ってとこで…三倍近くありますね」 超聴覚を封印解除し、バレないように視力をいじって良くし、敵兵を見る。
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