1007人が本棚に入れています
本棚に追加
/1480ページ
「了解いたしました」
「というわけだ、マスター」
ベルナール卿の背後、扉の入り口付近でマスターがこちらを見ていた。
「うまく、俺たちを使ってくれ」
「言われずとも」
そうこうしている内に開戦準備が始まり、あたし達ギルドメンバーは斥候の役割を与えられた。
上空数百メートル。
あたしはマスターと、彼女が作り出した魔方陣の上に立っていた。
「シャル、どうだ?」
「敵兵はざっと見、30万。こちらの兵力は10万ってとこで…三倍近くありますね」
超聴覚を封印解除し、バレないように視力をいじって良くし、敵兵を見る。
最初のコメントを投稿しよう!